渋谷・宇田川町の喧騒を抜け、少し奥へ。見えてくるのは静かに佇んでいるコンクリートのの建物です。今年建てられたばかりの新築、その“まだ誰も使っていない空気”が漂う1階区画をご紹介します。
半地下の良さ
募集区画は1階なのに、ほんの少し“潜る”アプローチ。階段を数段おりていくと、地面に包まれるような空間が感じられます。間取りは正方形に近く、どの方向にもレイアウトしやすい素直な形。天井高は2.5m超えで、半地下特有の圧迫感のなさはありませんでした。半地下というと用途が難しそうな印象もありますが、店舗・軽飲食・重飲食・物販まで対応可能な柔軟性が魅力。
光の調和をどう取るか
スケルトンのグレーが支配する空間。半地下ゆえの暗さがあるのですが、ふと見上げると三面に窓が配置され、うっすら光が落ちてきます。この“うっすら”が、実はとても良いのかも。光が全体を照らしすぎないからこそ、照明のデザイン次第で雰囲気を劇的に変えられます。日が暮れた時間帯は、スポットライトの照射角度で空気をつくり、昼間は自然光を拾いながら照明を最小限にしたり。そんな 「光の調整を楽しむ空間」 にも見えてきます。
スケルトン好きが唸る
25年10月竣工の未入居区画。構造も仕上げも、まっさらの状態から自分たちの手で育てられる、シンプルスクエア。注意するとしたらアプローチ部分。入口まで数段の階段があり、さらに入口自体にも少し段差があります。床を上げるか、スロープを設置するか、そんな設計の工夫も必要かもしれません。逆にいえば、こうした点こそ「スケルトンを自分のルールで使いたい」という人には、むしろ楽しめるポイント。
ライターコメント
以前お客様と内見に伺った際、扉を開けた瞬間「カッコいいですね」という声が自然と出ていた物件です。スケルトンなので、トイレや空調などの造作は必要ですが、“ゼロから世界観をつくれる”という意味では、これ以上ないキャンバス。表通りから少し奥まっているので視認性は高くありませんが、それを逆手にとった “隠れ家スタイル” にしたい方には抜群の相性です。専有部であればA看板も設置できるため、静かな導線の中にも存在感を持たせられます。一番目の入居者の方がどんな空間にされるのか楽しみです。









