「またスケルトンに戻すの?」という現場の矛盾
オフィスの退去時に必ずついて回るのが「原状回復工事」。
壁を壊し、床を剥がし、配線を取り外し、最終的には入居前と同じスケルトンの状態に戻してから返すのが一般的です。
しかし、ここに大きな矛盾があります。
せっかく何千万円もかけて作った内装を取り壊し、再びスケルトンに戻す。しかも、その後に入居する会社は、また内装工事をして同じようにスケルトン天井や配線を整える…。
つまり、「壊して → また作る」を繰り返しているわけです。
これは、コスト的にも環境的にも大きな無駄と言えます。
私たちは不動産の現場で、こうした皮肉なシーンを何度も見てきました。

工事費用と時間、そして環境負荷
原状回復工事の費用は、面積や仕様によって異なりますが、数百万円から数千万円単位になることも珍しくありません。オフィス退去の際に「思った以上にお金がかかる」と悩む企業も多く、経営に重くのしかかります。
さらに、工事には時間も必要です。退去日が決まっていても、工事の段取りや施工に数週間から数か月かかることもあります。その間、次に入居したい会社は待たされることになり、ビルの稼働効率も落ちてしまいます。
加えて、壊した内装は産業廃棄物として処分されます。まだ使える資材や設備であっても「一度壊してしまう」ため、再利用されることはほとんどありません。結果として、大量の廃棄物が生まれ、環境負荷も高まってしまうのです。
「居抜きオフィス退去」という選択肢
そこで私たち株式会社しんかが提案するのが、「居抜きオフィス退去®支援」です。
居抜きとは、簡単に言えば「そのまま引き渡す」こと。退去する企業が内装や設備を撤去せず、次の入居者にそのまま使ってもらう仕組みです。飲食店では以前から一般的な方法ですが、オフィスの世界でも少しずつ浸透し始めています。
私たちは特にスケルトンオフィスを専門に扱っている立場から、
「スケルトンをまたスケルトンに戻す」という無駄をなくしたいと考え、この支援に力を入れてきました。

居抜きオフィス退去®支援の流れ
実際の流れはとてもシンプルです。
- 退去を予定している企業から「原状回復せずに引き渡したい」と相談を受ける
- 内装や設備の状態を確認し、そのまま使いたい企業を探す
- 成立すれば、退去する企業は原状回復工事が不要になり、次の入居者は工事費を抑えてすぐに使える
この仕組みによって、退去する企業も、次に入る企業も、そしてビルオーナーもメリットを享受できます。

具体的なメリット
退去する企業にとって
- 高額な原状回復工事費用を支払わなくて済む
- 工期が短縮でき、スムーズに退去できる
- 廃棄物削減につながり、環境配慮をアピールできる

入居する企業にとって
- 初期費用を大幅に削減できる
- 工事を待たずにすぐに入居可能
- 内装や設備を活かして、自社のカラーにアレンジできる

オーナーにとって
- 次の入居者がすぐに決まり、空室期間が短縮
- ビル全体の稼働効率が高まる
- 環境負荷を減らす取り組みとして価値を高められる
スケルトンオフィス東京が支援する強み
1. スケルトン物件専門の知見と実績
スケルトンオフィス東京は、通常の不動産仲介とは異なり、スケルトン仕様に特化して物件を取り扱ってきました。
- 天井スラブを活かした開放的な空間設計
- 内装工事費を抑えながらデザイン性を高める方法
- スケルトンだからこそ実現できるレイアウトの工夫
こうした専門知識を持っているからこそ、
「居抜きで残した方が価値になる部分」と「取り除いた方がいい部分」 を見極め、最適なマッチングが可能です。
2. 独自のネットワークによるマッチング力
スケルトンオフィス東京は、SNSを活用してスケルトンオフィスを探しているスタートアップやクリエイティブ企業との接点があります。
SNSに投稿すれば反応がある中で、
追加でターゲットに広告をかけることで効率的に候補者にアプローチができます。
- 「オシャレなスケルトン空間で採用力を高めたい」
- 「すぐに使えるオフィスに移りたい」
- 「内装費用を抑えたい」
こうしたニーズを持つ企業に直接アプローチできるため、
退去予定の企業と入居希望の企業をスピーディに結びつけることができます。

「商標登録」への思い
この取り組みを広く知ってもらうために、私たちは「居抜きオフィス退去®」という名称を商標登録しました。
「原状回復工事が当たり前」という固定観念を変えたい。
「もっとシンプルで合理的なオフィス移転の形」を広めたい。
そんな思いから、このサービスをブランドとして育てることにしたのです。
実際の現場から
たとえば、あるIT企業が渋谷のオフィスを退去するとき、原状回復費用は見積もりで1,200万円。しかし、居抜きで次のスタートアップ企業に引き渡すことができたため、その費用はゼロに。
一方で入居した企業は、ほぼ同じレイアウトをそのまま活用し、工事費はわずかに50万円程度で済みました。通常であれば数か月かかる入居準備も、わずか2週間で完了。オーナーも空室期間なくスムーズに契約を結ぶことができました。
このように「三方よし」の結果が生まれるのが、居抜きオフィス退去®支援の強みです。
これからのオフィス移転の常識へ
コスト削減・スピード・環境配慮。
どれも現代の企業に欠かせないテーマです。
従来の「壊して戻す」原状回復工事は、もはや時代に合わなくなりつつあります。
これからは「そのまま活かす」居抜き退去の考え方が、オフィス移転の新しい常識になるでしょう。
まとめ
- 原状回復工事は費用・時間・環境すべてにおいて大きな負担
- 居抜きオフィス退去®支援なら、その負担を大幅に減らせる
- 退去企業・入居企業・オーナー、すべてにメリットがある
- 株式会社しんかは「居抜きオフィス退去®」を商標登録し、仕組みとして広げている
私たちが目指すのは、スケルトンオフィスをもっと自由に、もっと効率的に活用できる世界です。
もしこれからオフィス退去を考えているなら、ぜひ「原状回復工事待った!」と声をあげてください。
その選択肢として、居抜きオフィス退去®支援があることを知っていただければ幸いです。




