五反田駅から徒歩約10分。
島津山の落ち着いた住宅街に佇む一棟の建物です。
外観だけを見ると、とても静かな印象。ですが、一歩中へ入ると、その印象は少しずつ変わっていきます。
地下、1階、2階、3階、駐車場がある。
フロアごとに異なる表情を持つ、少し不思議なリノベーション空間でした。
外観からは想像できない
建物の前に立った時の印象は、どちらかというと控えめ。
周囲の住宅や建物に自然と馴染んでいて、気を抜くと通り過ぎてしまいそうな佇まいです。
しかし、室内に入るとその印象は一変します。
地下には鏡面の壁が印象的なスタジオのような空間。
1階には人が自然と集まりたくなるようなバーカウンター付きのスペース。
上階へ進むと、色や素材感の異なるプライベートな空間が広がっています。
外観だけでは想像できない振り幅。
このギャップこそ、この建物の一番の魅力かもしれません。
フロアごとの個性
この建物の面白さは、階ごとに役割が変わるところ。
地下は撮影スタジオやクリエイティブな作業場のような雰囲気。
1階は道路に近く、人を迎え入れるラウンジのような空間。
来客対応や打ち合わせにも使いやすそうです。
2階・3階は、それぞれ異なる世界観を持った住居スペース。
高台に位置していることもあり、窓の先には思った以上の抜け感があります。
一般的なオフィスのように、すべてを一つの空間で完結させるのではなく、気分や用途によって場所を選べる。
そんな自由さがあります。
住まいと仕事の境界線
用途としては住居契約が前提となります。
ただ、一般的な住宅という言葉では少し表現しづらい空間です。
仕事をする場所。
人が集まる場所。
一人で集中する場所。
それぞれが自然に存在しています。
例えば、3階はゆったりとした時間を過ごすLDKとして。
2階は落ち着いた書斎や寝室として。
そして地下や1階は、仲間が集まる場所として。
「家」と「オフィス」を完全に分けるのではなく、その間にある新しい使い方ができそうです。
ライターコメント
この物件の魅力は、使い方が最初から決められていないところだと思います。
フロアごとに異なる雰囲気があるからこそ、暮らし方や働き方に合わせて自然と役割が生まれていく。
お気に入りの家具を置いたり、仲間が集まる場所をつくったり。
住む人自身が、この建物の使い方を少しずつ更新していく。
そんな楽しみ方ができる一棟でした。











