【成約済み】パッチワークの無機質さ

中目黒駅よりの池尻。駅から10分ほど歩いた青葉台3丁目アドレスの事務所・店舗物件をご紹介します。

人通りが多い通りではないですが、目黒川沿いを越えて、一本入って落ち着いた住宅街。青葉台エリアは、どんな時間帯も穏やかな時間が流れていて、都会の喧騒とは見えない線で区切られている気がします。

募集区画は地下1階。正面入り口から地下への階段を降りて、左手側の区画。右手にはフィットネスジムが入居中です。撮影時にお客さん数人とすれ違い、平日の朝から予約が結構入っている感じでした。

室内の仕様はスケルトン天井に、ライティングレールが吊り下げられていました。天井直付けもいいですが、吊り下がっているのは”スケルトン”って感じがして好きです。これが圧迫感なく成立しているのも天井が高いからで、こちらは2.9mありました。床は下地状態で、糊が残っていました。色味が異なる木材にはこれはこれでパッチワークの無機質さに味があります。下地状態なので、好きなテイストにいかようにカスタマイズしやすい状態です。ここにフローリングを持ってくるか、モルタルを敷くのかでもだいぶ空間のテイストが変わりそうで面白いですね。

真ん中あたり壁で仕切られていて、奥に給湯スペースもあるので奥を事務所、手前を商談スペースとして分けることができそうです。この壁以外、梁という梁がないのも空間の良さを演出しているのかもしれません。地下区画ですがドライエリアが仕切り壁に両方にまたがってあるため、光も感じられます。意外と奥行きもあるのでウッドデッキを敷き詰めて植栽盛り盛り目で、テナントさんだけのマイキャッスルを作ってもらって小休憩、もいいですね。

図面を見ていただくとわかりやすいのですが、区切るも、オープンな空間にするも、「一番いい状態で用意された箱」という感じがします。

青葉台エリアの取材時は中目と池尻どっちから帰ろうか毎度悩むのですが、目黒沿いをゆったり歩きながら中目でおにやんまを食べて帰るのが好きなコースです。事務所でも、店舗でも通う方にそんな楽しみもできるんだろうなぁと思った帰り道でした。