渋谷でオフィス移転先を探している企業に「スケルトンオフィス」という選択肢を紹介すると、よく次のような反応があります。
「スケルトンだと、内装工事が必要ですよね?」
「何もない状態からオフィスをつくるのは大変そう」
「工事費用が高くなりそうなので、今回は検討から外します」
しかし、ここには大きな誤解があります。
「スケルトン物件」と「スケルトンオフィス」は、同じものではありません。
スケルトン物件は、これから内装をつくるための未完成な状態を指します。一方、スケルトンオフィス東京が提案しているスケルトンオフィスは、天井やコンクリート、配管などの素材をデザインとして活かし、すでにオフィスとして使える状態に整えられた空間です。
この記事では、混同されやすい「スケルトン物件」と「スケルトンオフィス」の違いを解説します。
スケルトン物件とは、内装が撤去された物件
不動産業界で一般的に使われる「スケルトン物件」とは、内装や設備が撤去され、建物の構造部分が見えている状態の物件です。
具体的には、次のような状態を指します。
- 床や壁が仕上げられていない
- 天井や照明が設置されていない
- 空調や電気設備が整っていない
- 会議室や受付などの間仕切りがない
- 入居前に内装工事が必要
店舗物件では、前の入居者が内装をすべて撤去し、コンクリートが露出した状態で退去する「スケルトン返し」が一般的です。
そのため、「スケルトン」と聞くと、多くの人が「何もない」「工事が必要」「費用がかかる」という印象を持っています。
この理解は、一般的なスケルトン物件については間違っていません。
しかし、スケルトンオフィス東京が扱う「スケルトンオフィス」は、これとは異なります。

スケルトンオフィスとは、素材を活かして完成させたオフィス
スケルトンオフィスとは、天井を張らず、コンクリートや配管、ダクトなどを隠さずに見せることで、建物本来の素材をデザインとして活かしたオフィスです。
何もない未完成の物件ではありません。
照明、空調、電気、床、トイレなど、オフィスとして働くために必要な設備が整っており、家具や観葉植物、アートを持ち込めば、すぐに使い始められる物件もあります。
つまり、両者の違いは次のように整理できます。
スケルトン物件
内装が撤去され、これから工事を行う物件。

スケルトンオフィス
建物の素材をデザインとして活かし、オフィスとして使える状態に仕上げられた空間。
見た目が似ているため混同されやすいのですが、物件の完成度も、入居までの流れも大きく異なります。

「天井がない」ことは、未完成という意味ではない
一般的なオフィスでは、配管や空調設備を天井材で隠します。
一方、スケルトンオフィスでは、あえて天井をつくらず、配管やダクト、コンクリートを見せます。
これは工事の途中だからではありません。
天井を隠さないこと自体が、空間デザインの一部です。
天井が高く見えるため、同じ面積でも開放感が生まれます。コンクリートや金属の質感を活かすことで、一般的なオフィスにはない個性もつくれます。
「天井がないから未完成」なのではなく、天井をつくらないという選択によって完成させているオフィスなのです。
なぜ「工事不要」でかっこいいオフィスをつくれるのか
一般的なオフィスでは、借りた後に壁紙を貼り替えたり、会議室をつくったり、天井や照明を変更したりして、企業らしい空間に整えていきます。
一方、スケルトンオフィスは、コンクリートの壁や高い天井、露出した配管など、空間の下地そのものに個性があります。
そのため、大がかりな内装工事をしなくても、次のような要素を加えるだけで印象を大きく変えられます。
- デザイン性のある家具
- 観葉植物
- アートやポスター
- ラグやカーテン
- ペンダントライト
- 企業ロゴやサイン
企業の成長や人数の変化に応じて、家具の配置を変えたり、デスクを追加したりすることもできます。
最初から空間を固定しすぎないため、完成された内装に会社を合わせるのではなく、会社の変化に合わせてオフィスを育てていけることも特徴です。
セットアップオフィスとの違い
すぐに入居できるオフィスとして、セットアップオフィスを検討する企業も増えています。
セットアップオフィスは、受付、会議室、デスク、椅子などがあらかじめ用意されており、入居後すぐに働けることがメリットです。
一方で、家具やレイアウトまで完成している物件では、企業独自の空間をつくる余白が少ないことがあります。
スケルトンオフィスは、働くための基本設備を備えながら、家具やレイアウトを自分たちで選べる余白を残しています。
| 比較項目 | スケルトン物件 | セットアップオフィス | スケルトンオフィス |
|---|---|---|---|
| 入居前の工事 | 原則必要 | 原則不要 | 物件によっては不要 |
| 家具 | 自分で用意 | 設置済みが多い | 自由に持ち込みやすい |
| レイアウト | 工事から設計 | 変更しにくい場合がある | 柔軟に変更しやすい |
| デザイン | これからつくる | 完成済み | 素材を活かして完成済み |
| 企業らしさ | 表現しやすいが費用が必要 | 表現の余白が少ない | 比較的表現しやすい |
スケルトンオフィスは、スケルトン物件とセットアップオフィスの中間にある選択肢ともいえます。
工事の負担を抑えながら、自分たちらしい空間をつくりたい企業に向いています。
渋谷でオフィスを探すなら、言葉だけで除外しない
渋谷でオフィスを探していると、条件の良い物件がなかなか見つからないことがあります。
そこで「スケルトン」という表記を見ただけで検討対象から外してしまうと、本来はすぐに入居できる魅力的なオフィスまで見落としてしまう可能性があります。
重要なのは、募集図面に書かれた言葉だけで判断しないことです。
確認すべきなのは、実際にどこまで設備が整っているかです。
- 空調は設置されているか
- 照明は使用できるか
- 電気やインターネットを利用できるか
- 床は仕上がっているか
- トイレや給湯設備は使えるか
- 家具を入れるだけで業務を開始できるか
- 追加工事が必要な場合、どの程度の工事なのか
同じ「スケルトン」という言葉が使われていても、物件ごとに状態は異なります。
だからこそ、スケルトン物件に詳しい仲介会社と一緒に、現地の状態を確認することが重要です。
スケルトンオフィス東京が提案するのは「工事前」ではなく「完成後」
スケルトンオフィス東京は、渋谷を中心に、天井やコンクリートなどの素材を活かしたオフィスを専門に紹介しています。
私たちが提案しているのは、単に内装が撤去された物件ではありません。
建物本来の素材や表情を活かしながら、企業が家具や植物、アートを加えることで、自分たちらしい場所に育てていけるオフィスです。
株式会社しんかの渋谷本社も、スケルトン空間を社員自身がDIYしながらつくってきました。
実際に働き、使い、変化させてきた経験があるからこそ、見た目だけでは分からない設備の状態や、入居後に必要となる準備、家具の選び方まで具体的に提案できます。
物件探しだけでなく、居抜き退去の交渉や移転についてもワンストップでサポートしています。
まとめ|
スケルトンオフィスとスケルトン物件は別物
「スケルトン」という言葉には、大きく分けて二つの意味があります。
一つは、内装が撤去され、これから工事を行うスケルトン物件。
もう一つは、コンクリートや配管などの素材をデザインとして活かし、オフィスとして使える状態に仕上げられたスケルトンオフィスです。
この二つを同じものだと考えてしまうと、工事不要ですぐに入居できる物件や、企業らしい空間をつくれる物件を見逃してしまいます。
スケルトンオフィスは「何もないオフィス」ではありません。
完成された内装を借りるのではなく、自分たちの家具や文化を加えながら育てていけるオフィスです。
渋谷でオフィス移転先を探しているものの、希望に合う物件が見つからない場合は、「スケルトン」という言葉だけで除外せず、実際の物件状態を確認してみてください。
スケルトンオフィス東京では、渋谷を中心に、工事の負担を抑えながら企業らしい空間をつくれる物件をご紹介しています。
渋谷でのオフィス移転や物件探しにお悩みの方は、スケルトンオフィス東京にご相談ください。
石川涼さんと一緒に、人が集まるオフィスづくりとは?



