アパレル店舗をつくるうえで、商品の世界観と同じくらい大切なのが「空間」。
どんな物件を選ぶかによって、内装の自由度も、ブランドの見せ方も変わってきます。
そこで今回は、「どんなお店をつくりたいか」に合わせて物件をカテゴリー分けしました。
01|ゼロから世界観をつくる「フルスケルトン」

内装を一からつくりたいブランドに。
壁も天井も床も、ほぼゼロの状態からスタート。
ブランドの世界観に合わせて、素材や照明、什器、動線まで自由に設計できます。
フルスケルトンの場合、水回りをはじめ、必要な設備を一から設置する必要があるため、
初期費用がかかってしまう点はデメリットとして挙げられます。
ただ、その分、水回りの位置や設備などを自分たちの使い方に合わせて自由に決められるのは、
フルスケルトンならではの魅力。
さらに、コンクリートの質感を活かした空間にしたい場合は、意外とフルスケルトンがおすすめです。
通常の事務所仕様からスケルトンの状態に戻す場合、既存の内装を解体する工事が必要になりますが、
最初からスケルトンであれば、その分の解体費用や手間を抑えることができます。
「コンクリートを活かした空間にしたい」という方にとっては、最初から何もないことが、
むしろ嬉しいポイントかもしれません。
02|今ある空間を活かす「居抜き」

内装費を抑えながら、雰囲気のある店舗をつくりたいブランドに。
前テナントの内装や設備を活かせる居抜き物件。
すでにある空間をベースに、ブランドカラーや什器を加えていくことで、
効率よく店舗をつくることができます。
上の写真も、実は居抜き物件。ハンガーラックや、奥には棚なども残っていました。「居抜き」と聞くと、
前のテナントの個性や雰囲気がそのまま残っている空間を想像される方もいらっしゃるかもしれません。
でも、こんなふうにシンプルな空間なら、飾る洋服や使う人が変わるだけで、
前のテナントとはまったく違う空間に見えてくるんです。
空間も、上書き保存です。
03|ブランドの顔になる「路面店」

お店そのものをブランドのショーケースに。
通りから店内が見える路面店は、ショップの存在感をつくりやすいのが魅力。
ファサード、看板、ショーウィンドウまで含めて、街にブランドの世界観を見せることができます。
ふらっとお散歩している人の目に留まったり、もともとこのお店を目指して来たわけではない人にも、
「ちょっと入ってみようかな」と思ってもらえるのは、やっぱり路面店ならではかもしれません。
キュートな店構えを見つけると、予定になかったのに、ついふらっと入りたくなる。
そんな偶然の出会いをつくれるのも、路面店の魅力です。
ショップだけでなく、ショールームやポップアップの拠点にも。
04|隠れ家のような「空中階」

立地よりも、空間そのものにこだわりたいブランドに。
2階以上の空中階なら、路面店とはまた違ったお店づくりができます。
大きな窓や特徴的な内装、建物そのものの個性を活かせば、「わざわざ訪れたくなる場所」に。
ブランドのファンに向けたショップや、予約制のショールームにもおすすめです。
05|ブランドの世界観を伝える「ショールーム」

販売だけではなく、ブランドを体験してもらう場所に。
商品を並べるだけではなく、素材や空間、接客まで含めてブランドを感じてもらうショールーム。
予約制の商談スペースや展示会、撮影スタジオを兼ねた使い方など、店舗とは少し違った空間づくりも。
店舗物件に限らず、予約制のショールームであれば、事務所用途の物件でも利用可能となる場合があります。
そのため、物件探しの選択肢をより広げることができます。
1.フルスケルトン
2.居抜き
3.路面

4. 空中階





